1. 家の中の動線
玄関、廊下、トイレ、浴室、寝室の段差やつかまる場所を確認します。
退院はゴールではなく、自分の生活を作り直す始まりです。片麻痺とともに自宅で暮らすときに考えたいことを、生活の視点から整理します。
回復期リハビリ病院を退院すると、病院ではスタッフが整えてくれていた環境を、自宅では自分や家族で組み立てる必要があります。片麻痺がある場合は、移動、入浴、トイレ、着替え、調理、外出などの一つひとつが生活課題になります。
大切なのは、すべてを一度に解決しようとしないことです。安全を優先し、必要なサービスや福祉用具を使いながら、自分の生活に合う方法を探していきます。
玄関、廊下、トイレ、浴室、寝室の段差やつかまる場所を確認します。
歩けても長距離では疲れるなど、病院と自宅では負担が違います。休める場所と時間を作ります。
杖、装具、車椅子、タクシー、公共交通機関などを状況に合わせて選びます。
介助を一人に集中させず、本人ができること・手伝ってほしいことを具体的に共有します。
医師・療法士と相談し、外来、訪問、通所、自主トレなど自分に合う方法を組み合わせます。
当事者会では、生活の工夫や気持ちを同じ経験をした人と共有できます。
病院は段差が少なく、手すりや介助環境が整っています。一方、自宅では家具、狭い動線、浴室、玄関、家事など現実の生活条件が加わります。退院後に困りごとが見つかること自体は、生活を再構築する過程の一部です。
困ったことはメモにして、主治医、ケアマネジャー、訪問看護、療法士などに具体的に伝えると調整しやすくなります。
新たに片側の手足や顔が急に動かしにくくなった、言葉が出にくい・理解しにくい、突然の激しい頭痛などが起きた場合は、再発を含む緊急性の高い状態の可能性があります。掲示板や当事者会への相談ではなく、119番などの救急対応を優先してください。
このページは一般的な情報提供です。個別のリハビリ内容、治療、福祉サービスの選択は、医療・介護の専門職や自治体窓口へご相談ください。
生活の工夫は、身体の状態や住環境によって一人ひとり違います。ゆるりの会では「自分の場合はこうだった」という経験を持ち寄り、押しつけではなく参考として共有することを大切にしています。